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デジタルサイネージ(電子看板)の導入にかかる費用と広告の効果を発揮させる4つのポイント

デジタルサイネージ(電子看板)の導入を検討するとき、もっとも気になるのは導入費用や効果的な活用方法ではないでしょうか。

ポスターや看板のように印刷や貼り替えなどを行う必要がないデジタルサイネージは、業務の負担軽減やコスト削減にもつながります。

この記事ではデジタルサイネージの導入にかかる費用と、広告効果を発揮させるポイントをご紹介します。デジタルサイネージの導入についてお悩みの方はぜひチェックしてみてください。


目次[非表示]

  1. 1.デジタルサイネージの導入にかかる費用
    1. 1.1.ディスプレイ
    2. 1.2.コンテンツ
    3. 1.3.STB
    4. 1.4.CMS
    5. 1.5.工事費用
  2. 2.デジタルサイネージの広告効果を発揮させる4つのポイント
    1. 2.1.設置場所の検討
    2. 2.2.活用方法の検討
    3. 2.3.コンテンツの検討
    4. 2.4.ディスプレイサイズと輝度の検討
  3. 3.まとめ


デジタルサイネージの導入にかかる費用

音声や動きのあるコンテンツをリアルタイムで配信できるデジタルサイネージは、ディスプレイやプロジェクターなどの電子機器を使って情報を発信するメディアです。「電子看板」や「電子ポスター」とも呼ばれます。

デジタルサイネージを使う場合、ディスプレイや通信機器、コンテンツ制作などが必要なため導入コストがかかります。以下では、導入にかかる費用について解説します。

ディスプレイ

ディスプレイは商品の広告やサービス情報などの画像や動画を表示するモニターです。小型の電子POPや中型のスタンド型ディスプレイ、大型のLEDビジョン、プロジェクター投影型などサイズや機能によって価格が異なります。

32~42インチのディスプレイの場合、屋内用で10~30万円、屋外用で40~80万円程度が相場です。

コンテンツ

コンテンツとは、ディスプレイに表示させる広告内容(静止画・動画・音声)のことです。

コンテンツ制作を外注する場合は、制作会社や映像・デザインの製作数、修正にかかる時間などによって料金が異なります。

自社で動画や静止画のコンテンツを制作する場合はコストを抑えられますが、専用ソフトの購入代や製作スタッフの人件費がかかります。

STB

STB(セット・トップ・ボックス)はデジタルサイネージに接続してコンテンツを再生するための機械で、無線LANタイプや有線LANタイプ、ディスプレイに内蔵されているタイプなどがあります。

STB単体の場合は1~3万円程度で導入できますが、機能が多いタイプでは10万円以上する場合もあります。

CMS

CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)はコンテンツの再生順番や時間帯などを管理し、スムーズに運用するためのソフトウエアです。

複数のデジタルサイネージを運用する場合や商品広告・キャンペーン動画などいくつものコンテンツを配信する場合に必要となります。

最近のCMSはクラウドサービスを利用することが一般的です。
月額3千円~1万円ほどで、機能やデータ容量によって金額が変わります。

工事費用

デジタルサイネージを設置する際、単体で自立するスタンド型であれば工事費用はかかりません。壁掛けタイプや天井から吊り下げるタイプの場合は別途工事費用が必要です。費用は事業者や、設置するデジタルサイネージの種類によって異なります。


デジタルサイネージの広告効果を発揮させる4つのポイント

デジタルサイネージは紙のポスターや看板とは違い、動画の配信やリアルタイムでの更新が可能な情報媒体です。デジタルサイネージを有効活用することで、顧客の来店数や購買意欲、満足度などの向上が期待できます。

以下では、デジタルサイネージを使って広告効果を発揮させるポイントを4つご紹介します。

設置場所の検討

デジタルサイネージは設置する場所が非常に重要です。

人が集まる場所はもちろん、行きかう人が無意識に目を向ける場所や、一定時間人が滞留する場所、待ち合わせに使われる場所などに設置しましょう。
設置場所を検討する際は、多くの人に広告を見てもらうことを意識しましょう。

活用方法の検討

目的や状況によってもデジタルサイネージの活用方法は異なります。

デジタルサイネージを設置する場所が決まったら、次は集客や売上につなげるための活用方法を検討します。目的や場面に合う施策を考えましょう。


店舗の屋外
  • 見込み客を店内へ誘導する場合に活用
  • 飲食店やアパレルショップ、ドラッグストアなどにおすすめ
  • スタンド型や壁面タイプのディスプレイが多い
エントランス・店舗入り口
  • 施設・店舗の案内、売り場へ顧客誘導する場合に活用
  • ショッピングモールやデパート、公共施設などにおすすめ
  • スタンド型や壁面タイプのディスプレイが多い
商品陳列エリア
  • 販促商品やキャンペーンの情報をアピールしたい場合に活用
  • 飲食店やスーパーマーケット、ドラッグストアなどにおすすめ
  • 棚札型が多い
エレベーター・エスカレーター付近
  • 店内の回遊性を高めたい場合に活用
  • フロアが数階にまたがる百貨店やショッピングモール、ホームセンターなどにおすすめ
  • 壁掛けタイプや吊り下げタイプのディスプレイが多い


コンテンツの検討

デジタルサイネージの設置場所と活用方法に合わせてコンテンツの内容を検討しましょう。

ターゲット顧客の年齢層や性別に合わせた印象的なコンテンツを作ることで、集客数や売上などのアップにつながります。

店頭ではイベント告知や店舗のイメージに合う画像、商品まわりでは価格や機能性、SNSの口コミなどを配信するなど、質の高いコンテンツ制作を行えば販促効果だけでなくブランドや店舗のイメージアップにもつなげることが可能です

ディスプレイサイズと輝度の検討

設置場所や目的に合わせたディスプレイサイズと画面の明るさについて検討しましょう。

屋外やエントランスでは人目につくように大きいサイズ、商品説明用のディスプレイは小さいサイズにして商品を邪魔しないように配慮します。

また、太陽光の明るい場所ではディスプレイの輝度が低いと視認性が低くなってしまいます。屋外に設置する場合は1500~2000cd(カンデラ)ほどの輝度がおすすめです。


まとめ

デジタルサイネージを導入する際は、はじめに設備の導入費用やコンテンツの制作費用、工事費用などを必要とするのが一般的です。

しかし、デジタルサイネージはポスターや看板よりも顧客への訴求力が高く、貼り替えの手間が不要です。費用対効果を考慮しても、さまざまなメリットがあるため多くの店舗や施設に導入されています。

導入の目的をはっきりさせ、デジタルサイネージを上手に活用することで、今まで以上の広告効果を発揮させることができるでしょう。

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