店舗ディスプレイを季節ごとに変更する3つのメリットデメリット
インターネットで安い商品を比較し、お得に買い物をすることが簡単にできる時代になっている今、店舗のあり方にも変化が生まれています。
これからの店舗の運営は、商品や価格、便利さで勝負するよりも、店舗の価値を高めて来店することの意味やきっかけを提供する必要があります。
そこで重要になるのが店舗ディスプレイです。買い物は、欲しいモノを手に入れるという目的とは別に楽しむという目的もあるため、店舗ディスプレイで楽しさや個性を加えることが重要です。
この記事では、店舗ディスプレイのなかでも消費者にもなじみ深い“季節”に注目して、変更することのメリットやデメリットについて詳しくご紹介していきます。
目次[非表示]
- 1.季節ごとの風物詩を紹介
- 1.1.春は桜が風物詩
- 1.2.夏は海が風物詩
- 1.3.秋は紅葉が風物詩
- 1.4.冬はクリスマスが風物詩
- 2.季節ごとに店舗ディスプレイを変更するメリット
- 3.店舗ディスプレイを何度も変更する時のデメリット
- 3.1.多くのコストがかかる
- 3.2.手間がかかる
- 3.3.アイデアに詰まる
- 4.まとめ
季節ごとの風物詩を紹介
日本は、春夏秋冬の季節ごとの風物詩がありイメージする色が異なります。
消費者にわかりやすく、季節感を与えるなら、風物詩やイメージカラーの積極的な活用が大切です。
まずはそれぞれの季節の風物詩や色について紹介していきましょう。
春は桜が風物詩
春といえばやはり桜をイメージする人が多いでしょう。店舗ディスプレイはピンクをメインすることで春らしさを演出することができます。
花見や卒業・入学に欠かせない商品のブースを作り、桜のスプレーやガーランドで春らしさをアピールするのも効果的です。
夏は海が風物詩
夏といえば海!貝殻やスイカ、イキイキとした緑なども夏らしさを演出することができます。青や緑をメインすると夏らしいディスプレイになるでしょう。
夏物の商品は頻繁に買い替える人が多いため、販売競争は年々激しくなっている傾向にあります。
秋は紅葉が風物詩
秋のイメージカラーはやはり茶色をはじめとした暖色です。紅葉の赤やからし色など、暖色をメインにして、モミジやイチョウなどを飾ると秋らしいディスプレイになります。
また、最近では国内でもハロウィンの訴求は一般的になっています。クリスマスに匹敵するような盛り上がりとなっているため、上手にアピールできれば大幅な売上アップを狙うことができます。
冬はクリスマスが風物詩
小売業における最大の商戦である冬。冬の一大イベントといえばクリスマスです。クリスマスの定番カラーは赤と緑、そして白が一般的でしょう。
総務省が公開した調査によると、年間で出費が多くなるのは1月と12月ということが明らかになっており、1年でもっとも売上が期待できる月といえます。そのため、消費者へ大きくアピールを行うことは売上アップには欠かせません。クリスマスらしい装飾を施して、売り場を華やかに演出しましょう。
25日の営業終了後は、一斉にディスプレイに変更して正月の訴求をしましょう。正月のイメージカラーは紅白や金です。また、年末から年始にかけて、多くの人が財布の紐を緩めがちなため、クリスマスから正月への移行はすばやく行い、消費者の意識をシフトさせましょう。
出典:総務省「家計簿から見た365日~日別集計結果より」
季節ごとに店舗ディスプレイを変更するメリット
店舗ディスプレイは、こまめに変えることでネットショッピングにはない効果を得ることが可能となります。とくに季節の訴求は非常に有効です。
ここからは、季節ごとに変更するメリットを詳しくご紹介します。
楽しく買いやすい売り場にして販促効果を狙える
ディスプレイを定期的に変更することは、買いやすい売り場作りにつながります。マンネリ化を防ぐ効果も期待できるため、消費者が新鮮な気持ちで楽しく売り場を回遊することができるでしょう。
目立つ場所に特設ブースを設置するといった工夫を施すと、滞在時間も延びやすくなるため売上アップにつなげることが可能となります。
インターネットで買うことが当たり前な今だからこそ、楽しさを感じられる店舗作りは重要です。リアルな感動を伝えて、店舗で商品を買うことの価値を提供しましょう。
見た人の視覚に訴えて購買意欲を上げることができる
季節を取り入れた店舗ディスプレイは、買い替えの需要を訴えて購買意欲を高める効果が期待できます。イメージや雰囲気を見た人にわかりやすく視覚化することで、興味や共感を与えて、入店するきっかけを生み出すでしょう。
欲しい商品が手に入る店舗だとアピールできる
常に季節を先取りした店舗ディスプレイにして、トレンドに合わせた商品を展開すると「あの店なら欲しい商品が手に入る」と思わせることが可能です。消費者にしっかりと訴求できれば来店頻度も高まるでしょう。
店との関係性を強くして消費者に顧客になってもらうためにも、トレンドやニーズに合わせた店舗作りは重要だといえます。
店舗ディスプレイを何度も変更する時のデメリット
店舗ディスプレイを変更することで得られるメリットは多いです。しかし、少なからずデメリットも存在します。ここからは、デメリットについて見てみましょう。
多くのコストがかかる
ディスプレイを変更するためには、季節に合わせた装飾アイテムを購入する必要があります。なかには何年も使えるものもありますが、数週間から数か月の間売り場に出していると汚れや傷で劣化してしまうため、かえってディスプレイの効果を半減させてしまう恐れもあるでしょう。
売り場の鮮度を維持して、効果的にアピールするためには、ディスプレイのコストは無視できません。しかし、費用対効果のバランスも必要です。コストを抑えつつも、いかに魅力的に見せることができるかが課題といえるでしょう。
また、ディスプレイを大幅に変更する際は、営業終了後といった時間外に行うことが多いため、従業員に残業で対応してもらうことがほとんどです。そのため、残業代のコストも考慮する必要があります。
手間がかかる
店舗の規模にもよるものの、季節に合わせた店舗ディスプレイの変更には労力がかかります。
たとえば、ディスプレイを変更する際は、まず今の売り場に出ている商品を移動し、新しい商品を並べます。ただ並べるだけでなく、売り場に出す前に売上計画に合わせて棚割りを考える必要もあるほか、商品に値札をつけたり、POPを作り直したりといった作業も必要です。
通常業務と並行して行う必要があるため、負担の多い業務といえます。大掛かりな変更でもスムーズに変更できる体制を作ることが重要ともいえるでしょう。
アイデアに詰まる
小売業の現場では、年間を通して多くのイベントがあります。
たとえば、1月から6月までの半年間でも、正月、節分、バレンタイン、ひな祭り、ホワイトデー、卒業・入学、ゴールデンウィーク、母の日、父の日、梅雨対策、紫外線対策など目白押しです。
また、ディスプレイも毎年のトレンドに合わせて変化していく必要があります。そのため、消費者を飽きさせないような新たなアイデアを生み出すことは大変な労力です。
店舗ディスプレイを工夫して楽しい空間を提供することは販促として必要不可欠です。
しかし、クオリティを維持し続けていくためには、コストや労力、アイデアなどさまざまな要素を考慮し、費用対効果のバランスを見極める必要があります。
まとめ
今の時代、店舗の運営にはリアル店舗だからこそ得られる価値が重要です。季節を先取りした店舗ディスプレイは消費者に楽しさや興味を生み出し購買意欲を高めます。
しかし、頻繁に店舗ディスプレイを変更するにはコストや労力が必要なため、頭を抱えている運営者様も多いのではないでしょうか。
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