デジタルサイネージでO2Oを始めてみよう
この数年、パソコンやスマートフォンなどの普及により人々のインターネットの利用は当たり前となっています。
総務省が行った調査によると、「いち早く世の中のできごとや動きを知る」「趣味・娯楽に関する情報を得る」ために最も利用するメディアはインターネットという結果に。多くの人が情報収集にインターネットを使用していることが分かります。
さらに利用時間も右肩上がり。2012年時点、全年代のインターネットの平均利用時間は71.6分でしたが、2019年には126.2分と、1時間近くも増加。多くの人が長い時間をオンラインで過ごすようになっていることが分かります。
出典:総務省『令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要> 令和2年9月』
このようななか、オンラインからオフラインのリアル店舗に誘導して購買へつなげる販促手法としてO2Oに関心がよせられています。
本記事ではO2O施策例やデジタルサイネージの活用法を紹介します。
目次[非表示]
- 1.O2Oとは
- 2.主なO2O施策例
- 2.1.SNS投稿でクーポンを配布する
- 2.2.リアル店舗での商品受け取りに対応する
- 2.3.オンライン店舗へ誘導し顧客満足度を高める
- 3.デジタルサイネージを活用してO2Oを始めよう
- 4.まとめ
O2Oとは
O2Oとは「Online to Offline」の略語で、オンラインからオフラインの実店舗へ誘導することからこのような名前で呼ばれています。
オンラインとオフラインを連携させて購買活動を促進させるためのマーケティング施策で、代表的な施策にはオンラインでクーポンやポイントを配布し、リアル店舗への集客へつなげる方法があります。新規顧客獲得のための施策として実施されることが一般的で、即効性があるのが特徴とされています。
そもそも、O2Oはリアル店舗で気に入った商品をオンライン店舗で購入するという“店舗のショールーム化”対策として注目を集めていました。
現在は、オンラインの柔軟性を活用してリアル店舗に価値を創造することが求められています。
主なO2O施策例
O2Oは、コストを抑えて集客施策を実施したい場合や、リアル店舗への来店を促したい場合(またはその逆)に適した施策です。
主なO2O施策には以下が挙げられます。
SNS投稿でクーポンを配布する
SNSを活用してマーケティングを行っている企業の施策として、特定のハッシュタグをつけて投稿する、友だち追加やフォローをするなどを要件に、リアル店舗で使えるクーポンを配布するという施策が行われています。
ポイントやクーポンがあることで、新規顧客の獲得や既存顧客の来店動機になるため、「お得に買い物したい」という顧客のニーズを満たします。
リアル店舗での商品受け取りに対応する
オンラインで買い物をするのはもはや一般的となっています。オンライン店舗での買い物は自宅に届けてもらえるというメリットが大きい方法ですが、自宅で受け取ることが難しい人もいます。
この施策では、オンラインで購入した商品をリアル店舗で受け取れるようにして、リアル店舗に価値を持たせます。品切れの心配がなく商品を試せるほか、再配達の負担を減らします。
オンライン店舗へ誘導し顧客満足度を高める
リアル店舗で、オンライン店舗のURLやQRコードを掲示し、オンラインへ誘導するという施策もO2Oといえます。
この施策は、「時間や手持ちのお金がなくて買えない」「持ち運びが難しい」などを理由にためらっている顧客をオンラインの柔軟性でもって後押しします。オンラインの場合は商品や店舗の口コミや評価を見ることができるため、安心して買い物できるのもメリット。顧客の満足度向上に役立ちます。
デジタルサイネージを活用してO2Oを始めよう
O2Oは、リアル店舗の顧客行動にアプローチする施策です。
オンラインとオフラインの連携を高めるためには、リアル店舗での分かりやすいアピールが求められます。
このようなときに力を発揮するのがデジタルサイネージです。デジタルサイネージはO2Oで以下のように活用できます。
オンライン店舗で一番人気のアイテムを紹介する
パソコンやスマートフォンの画面と実際の色が異なることもあります。なかには、「オンラインで見た商品を店頭では見つけられない」ということもあるでしょう。
オンライン店舗で人気の商品を分かりやすく紹介することで、オンラインから誘導された顧客をしっかりとつかむことができます。
QRコードにアクセスするとクーポンプレゼント
リアル店舗は知っていても、オンライン店舗を運営していることを知らないという顧客もいるのではないでしょうか。
デジタルサイネージにオンライン店舗のQRコードを表示してオンライン店舗への動線を設置すれば、オフラインからオンラインへのルートもつなげられ、新規顧客の獲得も期待できます。
また、オンラインなら「いつ」「どこから」「どのような」デバイスでアクセスしたかなどが分かるため、施策の効果測定にも役立つでしょう。
まとめ
O2Oは、オンラインとオフラインを連携させて購買活動を促進させるためのマーケティング施策です。オンラインとオフラインをスムーズにつなげるためには、リアル店舗での分かりやすいアピールも大切です
店頭で分かりやすくアピールするなら、デジタルサイネージの導入がおすすめです。株式会社ランドスキップの『LOOOK』は、お手持ちのモニターに接続するだけですぐに使えるデジタルサイネージ。静止画・動画・音声で情報を伝えることができるため、店頭での訴求に適しています。
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オフラインの集客施策に行き詰まっているという場合はデジタルサイネージを活用したO2Oに取り組んでみてはいかがでしょうか。